万策尽きてません!

脊髄の反射だけで書き連ねる雑記ブログ

とある休日の心拍上昇

それは、スーパーに行く直前に起こった

 

休日の午後、俺はスーパーに買い物に行くために準備をしていた。

 

エコバック、スマホ財布っと。。。

 

財布っと。。

 

んっ。 どこ置いたっけか。 机の上だっけか…。

あるのはリモコンと爪切りのみ。

……。

 

どっかの引き出しに入れたか…。

家中の引き出しを開けてみる。

……。

 

いや、布団の近くで見たような……。

 

毛布をバサバサとはためかせる。

畳んである布団を広げてみる。 

 

……。 

 

まてまて。一昨日、映画見に行ったときのカバンに入れっぱなしだったか…。

中身をすべてひっくり返す。

 

……。

んん。無い。 落ち着け落ち着け。

 

机、引き出し、布団、カバンを繰り返す。

 

背中の汗が止まらない……。 こんなに今日暑かったけか。

 

あー、これは、、 あれか。。 うん。

 

そっかぁ。。 初めての経験だなぁぁ。

 

……。

 

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財布なくしたぁぁぁああああ!!!

 

 

一昨日の行動を振り返る

 

昨日はずっと家にいたので、可能性は一昨日のお出かけだ。

 

俺は昨日イオンに行き、映画鑑賞と買い物をした。

 

 最高の映画だった。 重厚なストーリーと繊細かつ大胆な描写に圧倒された。

 

そして財布をなくした。 

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これはアビスの呪いか? 

見終わった後すぐに自宅へ帰ったため、上昇負荷を受けたのか?

 

バカなっ…!! 帰宅途中にカレー屋に寄ったのにっ…!

 

カレーという名のカートリッジが足りなかったのか!?

並盛では不十分だったということかっ!? くそっ!!

 

度し難いっ!!

 

 

この状況でも俺は信じていた。

人間がもつ最も美しいものを。

 

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まずは、カレー屋に電話してみた。

 

「すいません。一昨日にご利用させていただいたんですが、お財布の落とし物ってございましたか?」

 

「いやぁー、無いですねぇ」

 

「ですよねぇー。」

 

 

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まぁこんなもんだ。世の中甘くない。

 

あとは僅かな可能性にかけて、利用した電車の駅に電話してみるか。 

 

俺「すいません。実はかくかくしかじかで…。○○駅に届いてたりしますか?」

 

「お財布の中に身分証は?」

 

俺「入ってます。」

 

「お名前よろしいですか?」

 

もしお財布が届けられていたら、これで照合されるはずだ!

自分の声に力が入るのが分かった。

 

俺「白井・ボンボルド・黒子です(仮名)」

 

 

……(しばしの沈黙)。うーん…。そしたら、お財布の特徴はどういったものですか?」

 

無いやん。 

いや、無いやん。これ届いてないやん。

 

俺は悟った。これは届いてないパターンだ。

そんな都合よく見つかるわけはない。

 

俺は弱弱しい声でひと通りの財布の特徴を伝えた。

 

「はい。では確認いたしますねー。」

 

(1分後)

 

「お財布の特徴は△△でしたよね?」

 

おやっ? (鼓動が急激に早まる)

 

俺「はい。。」

 

○○駅に届いてます。 ですのでお引き取りは……

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届いています!???

 

 

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なんですってー!!!??

 

 

この時、俺はようやくボンボルドの気持ちが分かった。

 

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これが"祝福"なのか。

 

財布を拾ってくれた聖人ともいうべき人の慈しみの心によって

俺はアビスの祝福を受けたのだ。

 

俺はこの日の出来事を一生忘れないだろう。

 

そして、

 

こんな駄文を最後まで読んでくださった皆様も

なんと慈悲深い……!

 

どうかこれからの皆様の人生に、

 

溢れんばかりの呪いと

 

 

祝福を